岐阜県畜産研究所飛騨牛研究部

研究内容

繁殖

飛騨牛系統保存センターの目的
 優良飛騨牛牛群の系統を保存するとともに、一般農家では不可能な安福系の種雄牛の連続交配による安福近交系種雄牛の造成および優良子牛の供給、和牛繁殖牛の生産技術の研究をしています。
飛騨牛系統保存センターは、平成5年に竣工しました。

重量鉄骨平屋建てで、雪の多い飛騨地方の冬を乗り越えます。

当研究所における年間平均積雪量537cm。


繁殖牛80頭

育成牛10頭

日常の管理作業の大部分は機械化されており、トラクターなどの大型機械を利用しやすいよう中央の通路は広く取ってあります。

センターで造成した主な牛

「みれにあむひだ」

体細胞クローン牛

「飛騨白清」の母親である「第8はくさん」の卵管上皮細胞からクローン技術により2000年に誕生しました。

センターで造成した主な牛

「さくら」

体細胞クローン牛産子

体細胞クローン牛である「みれにあむひだ」と「安福」の間に生まれました。

遺伝的には「飛騨白清」と全兄妹です。

センターで造成した主な牛

白清85の3

「安福165の9」の流れをくむ「飛騨白清」の子です。「安福」の血が非常に濃いにもかかわらず、CL-16フリーという奇跡的に生まれた牛。高能力が期待されています。

黒毛和種繁殖雌子牛のボディコンディションコントロール型育成方法について

繁殖雌牛の適正な育成方法の確立をめざして、畜産研究所飛騨牛研究部では平成11年から平成14年までボディコンディションコントロール型雌子牛育成法の確立に関する試験を実施しました。

試験の詳細はこちら

子牛の育成Q&A

Q1.生まれた仔牛が虚弱なのですが。

Q2.子牛の発育をよくする方法はないですか。

Q3.濃厚飼料をなかなか食べてくれませんが、どうしたらいいですか。

Q4.子牛に与える乾草はどんなものがいいですか。

Q5.いろいろな生菌剤が出ていますが、給与した方がいいでしょうか。

Q6.子牛の冬の管理はどうすればいいですか。

Q7.畜舎の換気が重要と聞きますが、厳寒期でも必要ですか。