アンモニアガスを硫酸で吸収した脱臭廃液の利用

 うし、ぶた、にわとりのふん尿と、学校での給食の残りをまぜて、においが少ない堆肥を作っています。この建物からはくさい「におい」がでます。この「におい」を集めてお米や野菜の肥料にリサイクルしました。
←岐阜市畜産センターの堆肥化プラント

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飼料タンクを使った臭気対策

 丸い筒状のタンク(写真右端)の中でぶたのふんを処理しています。
 ここからは、強い「におい」が出てきて、周りの人からくさいといわれます。
 「におい」を少なくするため、えさの容器(写真中央2基)を改良して、「におい」を水でシャワーのように洗い落としています。
←県内畜産農家に設置された脱臭装置
U字溝を使った臭気対策

 
四角の枠に、豚のふんを入れ、堆肥を作っています。
 この枠をビニールシートでおおい「におい」を集めて、水を張ったU字溝の中へ吹き込みました(バブリングといいます)。「におい」を吸収した水は、水をきれいにする装置に入ります。
←養豚研究部の堆肥舎の脱臭
硫酸溶液へのバブリング方式による堆肥舎の脱臭

家畜ふんや生ごみを資源化するため、堆肥化処理施設が各地で作られていますが、その処理課程で悪臭が発生するので、脱臭対策を目的とし、効率よく悪臭を回収し、資源化する装置を開発しています。
特願 2005−070278     
平成17年 3月14日  
←養豚研究部の堆肥舎の脱臭
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豚舎の脱臭対策 NEW

 豚舎内の低級脂肪酸を減らしながら、「におい」を減らしたり、「におい」の質を変えるため、中和剤や消臭液剤をまいたり、換気扇出口に張った防風ネットに水をまいたりする効果について、養豚農家の方の協力をいただき調べています。
←県内農家の豚舎での調査