305日実乳量
  
乳牛は通常分娩後305日までの期間を1乳期として、その成績により乳牛の能力を評価する。
305日補正乳量 乳牛は通常1産(初産)目の乳量は少なく、3〜4産目に最大の産乳量を示す。また分娩した季節により乳量に差が出る。(気温が高い夏期に分娩した乳牛は乳量が低い。)こうした産歴や分娩季節の違う牛の能力を比較評価するために補正した乳量(72ヶ月齢の牛に換算してある)。
推定育種価
(EBV)
遺伝的能力の推定値。推定育種価(EBV:Estimated Breeding Value)は、ある集団の平均値を元にその値からプラスまたはマイナス量として示される。ホルスタイン種の遺伝的能力評価値の平均は、2000年生まれの牛の平均をベースとしている。(2005年〜2009年)
総合指数
(NTP)
総合指数(NTP:Nippon Total Profit Index)は、産乳能力と産乳能力を長く維持できるような牛の体型(乳房、肢や蹄を重視)の評価を加えた総合評価指数。産乳能力が3、体型が1の重み付けにより評価する。
乳代効果 泌乳形質(乳量、乳脂率など)のEBVを乳価に換算したもの。1乳期(305日)の収益性を示す。
用語説明
1)各形質の評価値はEBV
2)SDfat、SDprt、SDfl、SDudは、乳脂量、乳蛋白質量、肢蹄、乳房成分の
  各遺伝標準偏差
1)Mベース、F%ベース、SNFベースは遺伝ベース年に生まれた雌牛の平均
  乳量、乳脂率、無脂固形分率
2)Aは牛群検定平均乳価